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日本ハムと巨人の大型トレード、どっちが得? 大田外野手/公文投手←→吉川投手/石川外野手

大田泰示外野手/公文克彦投手←→吉川光夫投手/石川慎吾外野手 のトレードが実現

驚きましたね。まず驚きは、巨人が期待し続けている大田選手をトレードで放出する事、そして、それよりも驚きは日ハムが、実績がありまだ若い吉川投手を、その交代要員として放出する事に驚きました。

各選手の年度別の成績を見ていきます。

大田 泰示(26歳)(2008年 ドラフト1位) 巨人→日ハム
試合数 打率 ホームラン 打点 OPS 推定年俸
2009 3 0.000 0 0 0.000 1200万円
2010 2 0.000 0 0 0.000 1200万円
2011 12 0.154 0 3 0.340 1000万円
2012 21 0.254 2 7 0.773 950万円
2013 21 0.161 0 2 0.411 1500万円
2014 44 0.246 2 12 0.769 1125万円
2015 60 0.277 1 3 0.673 1900万円
2016 62 0.202 4 13 0.604 2100万円

大田選手は、身体能力が高く、非常に期待はされていますが、なかなか目が出ません。ただ、稀に見せる才能の片鱗には凄いものを感じます。

今年も4月のナゴヤドームで、中日・大野投手から今期第一号となる、特大のホームランを放った際には、今年の大田選手は凄いぞと思ったんですが、そこからはダメでしたね。

吉川 光夫(28歳)(2006年 高校生ドラフト1巡目) 日ハム→巨人
登板数 自責点 防御率 WHIP 推定年俸
2007 19 4 3 38 3.66 1.38 600万円
2008 7 2 4 24 6.23 1.76 1500万円
2009 3 0 2 12 6.61 1.78 1400万円
2010 9 0 4 20 6.92 1.77 1100万円
2011 7 0 5 20 4.74 1.71 1050万円
2012 25 14 5 33 1.71 0.88 1100万円
2013 26 7 15 59 3.31 1.32 7000万円
2014 13 3 4 39 4.88 1.60 7000万円
2015 26 11 8 68 3.84 1.31 6000万円
2016 27 7 6 51 4.19 1.61 9500万円

吉川投手ですが、実績は凄いです。なんといっても2012年のパリーグのMVPです。この年は、14勝で防御率1.71と抜群の成績でした。

ただし、その後は低迷を続け、2015年は2桁を勝ち復活したと思われましたが、今年はあまり調子がよくありませんでした。

公文 克彦(24歳)(2012年 ドラフト4位) 巨人→日ハム
登板数 自責点 防御率 WHIP 推定年俸
2013 3 0 0 0 0.00 1.67 1000万円
2014 - - - - - - 1000万円
2015 - - - - - - 900万円
2016 12 0 0 5 3.86 1.11 850万円

高卒社会人として、2102年ドラフト4位で巨人に入団した選手です。左のスリークォーターから切れのいいストレートを投げる投手です。なかなか一軍での登板チャンスがありませんでしたが、今年は12試合に登板して、これからといった選手です。

石川 慎吾(23歳)(2011年 ドラフト3位) 日ハム→巨人
試合数 打率 ホームラン 打点 OPS 推定年俸
2012 - - - - - 550万円
2013 4 0.000 0 0 0.000 550万円
2014 44 0.229 1 11 0.582 580万円
2015 43 0.207 2 11 0.633 730万円
2016 12 0.074 0 1 0.148 1000万円

高校通算55ホームランを誇り、高卒でドラフト3位で日本ハムに入団した選手です。5年目といえども高卒で入団した為、まだ23歳でこれからの選手と言えます。

巨人と日ハムどっちが得か

普通に考えれば巨人でしょうね。28歳のMVP投手を、一軍での実績がほとんどない選手2人で獲得した訳ですからね。現在の年俸を比べてみても一目瞭然です。一般的にトレードは、年俸が釣り合うようなトレードが行われる事が多いですが、まったく釣り合いません。

ただし、大田選手の潜在能力を考えれば日ハムにメリットがないわけではありません。身体も大きいですし、身体能力も高いですから、何かのきっかけがあれば、すごい選手になると思うんですけどね。

もしかしたら、陽 岱鋼選手のFAでの流出が確定的で、その穴埋めとして大田選手を考えているかもしれません。

石川選手についてはファームでもまだまだ力を見せられてなく、環境がかわる事による覚醒を期待したいですね。

公文投手は、左の中継ぎとして期待しているんだと思いますが、日ハムは非常に優秀なブルペン陣を持っています。左腕としても、宮西 尚生投手や、サイレントKこと石井 裕也投手がいます。ただし、2人とも30歳を超えていますので、公文投手が食い込んでいくには、年令的なアドバンテージはありますね。

結局、どうみても現時点では巨人が大きく得をしており、もしも、残留濃厚と言われている陽 岱鋼選手がFAで流出して、その穴を少しでも大田選手が埋めるような事があると、さすが日ハムって感じになるんでしょう。

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