澤村拓一投手のイップスは施術ミスによる医療ミス
澤村 拓一投手のイップスの原因が、球団トレーナーの鍼治療の施術ミスの可能性が高いとの事で、球団が澤村投手に謝罪した事がわかりました。
澤村投手は、イップスが疑われていましたが、医師から「長胸神経麻痺(ちょうきょうしんけいまひ)となり、前鋸筋機能障害(ぜんきょきのうしょうがい)を引き起こしている可能性がある」と診断され、それは、外的要因によるものの可能性が高く、はり治療が考えられるとの事です。
はり治療は、2月の沖縄キャンプの時に実施されたようですが、それ以来、原因もわからず、非難を浴び続け、澤村投手は辛かったでしょうね。
先日は、1軍に昇格するも一度も投げること無く2軍に落ちていましたのでおかしいと思っていたんですが、こういう事だったんですね。
はり治療を医療といっていいのかはわかりませんが、医療過誤、医療事故、医療ミスは、どんな簡単なものでも発生しうると言われていますが、今回の事件は、そのなかでも大変な事です。神経系という事で、完全な回復が難しいのかもしれませんが、一日も早い復活を望みます。
はり治療は、スポーツ選手でもよく受けていると聞きますが、はり治療自体にとってイメージダウンは大きいものです。この球団トレーナーは、鍼灸師の資格自体は持っている人なんですかね?
はり治療で野球選手といえば、やはり、江川 卓氏が最初に思い出されます。
江川氏の場合は、一時的には投げられるようになるが、投手生命を縮めるような禁断のツボに鍼を打って投げていたと引退会見で発表して、そんなツボはないと、鍼灸関係者から抗議を受けていました。
江川氏自身は、大げさに言ったことを認めていますので、要は鍼を打って無理して投げていたって事です。
江川氏の場合は医療ミスとかではないですが、これまた巨人の槙原 寛己氏が鍼治療で肺に穴があいて肺気胸になったというのも聞いた事があります。
鍼治療ではありませんが、あのデビュー戦ノーヒットノーランの中日ドラゴンズ・近藤真一氏は、肘を整体師に伸ばされた時に肘を駄目にされたっていうのも聞いた事があります。
近藤真一氏が肘を駄目にされてなかったら、どれだけ凄い投手になったかみてみたかったですね。近藤氏がデビュー戦でノーヒットノーランを達成したの1987年で、その試合相手の巨人は、シーズン打率0.281ですよ。しかもノーヒットノーランを達成したのは、あの狭いナゴヤ球場です。
話がだいぶそれましたが、澤村投手の一日も早い復活を望んいます。