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主に野球(NPB)に関する事を、チームに関係なしにいろいろと書いていきます。

過去の新人王獲得選手の2年目のジンクス(野手)

セリーグは、中日ドラゴンズ・京田 陽太選手、横浜DeNAベイスターズ・濵口 遥大投手、パリーグは、埼玉西武ライオンズ・源田 壮亮選手、オリックスバファローズ・山岡泰輔投手に絞られました。

最有力はセリーグ京田選手、パリーグ源田選手の両ショートですが、セリーグは、規定投球回に達していないといえども、濵口投手が2桁に到達、パリーグは、当初の援護率の低さから2桁には到達しないものの規定投球回に達している山岡投手がいい成績を上げていますので評価を上げつつあります。

純粋な成績ではなく、記者の印象投票となりますので、箱を開けてみなければわからない状況となりました。

いずれにしろ、どの選手が新人王を取ったとしても2年目のジンクス等が気になりますので、1980年以降の新人王を獲得した選手の、「新人王獲得年度の成績」〜「獲得から3年目」までの成績をまとめたいと思います。

まず、野手からまとめていきます。

野手新人王獲得から3年目までの成績


選手

年度

チーム

試合

本塁打

打点

盗塁

打率

出塁率

OPS

備考

岡田彰布

1980

阪神

108

18

54

4

0.290

0.336

0.820

-

1981

阪神

130

20

76

1

0.289

0.331

0.804

-

1982

阪神

129

14

69

10

0.300

0.362

0.804

-

原辰徳

1981

巨人

125

22

67

6

0.268

0.308

0.791

-

1982

巨人

130

33

92

11

0.275

0.332

0.850

-

1983

巨人

130

32

103

9

0.302

0.375

0.949

打点王

小早川毅彦

1984

広島

112

16

59

8

0.280

0.344

0.803

-

1985

広島

98

14

45

4

0.290

0.375

0.903

-

1986

広島

73

12

24

1

0.260

0.316

0.813

-

荒井幸雄

1987

ヤクルト

105

9

38

2

0.301

0.360

0.803

2年目

1988

ヤクルト

70

6

25

2

0.266

0.305

0.729

-

1989

ヤクルト

110

4

38

7

0.272

0.340

0.711

-

立浪和義

1988

中日

110

4

18

22

0.223

0.317

0.626

-

1989

中日

30

2

8

3

0.235

0.316

0.716

-

1990

中日

128

11

45

18

0.303

0.381

0.837

-

笘篠賢治

1989

ヤクルト

120

5

27

32

0.263

0.334

0.686

-

1990

ヤクルト

71

2

8

6

0.228

0.256

0.573

-

1991

ヤクルト

112

4

21

16

0.249

0.289

0.651

-

久慈照嘉

1992

阪神

121

0

21

4

0.245

0.319

0.629

-

1993

阪神

128

1

16

6

0.244

0.330

0.625

-

1994

阪神

130

0

14

2

0.251

0.332

0.619

-

仁志敏久

1996

巨人

114

7

24

17

0.270

0.333

0.703

-

1997

巨人

119

10

39

10

0.242

0.301

0.661

-

1998

巨人

106

11

33

17

0.274

0.345

0.736

-

金城龍彦

2000

ベイスターズ

110

3

36

8

0.346

0.402

0.827

2年目/
首位打者

2001

ベイスターズ

138

3

49

10

0.271

0.347

0.685

-

2002

ベイスターズ

111

0

13

5

0.170

0.225

0.440

-

赤星憲広

2001

阪神

128

1

23

39

0.292

0.372

0.710

盗塁王

2002

阪神

78

0

12

26

0.252

0.311

0.611

盗塁王

2003

阪神

140

1

35

61

0.312

0.378

0.752

盗塁王

青木宣親

2005

ヤクルト

144

3

28

29

0.344

0.387

0.803

2年目/
首位打者

2006

ヤクルト

146

13

62

41

0.321

0.396

0.836

-

2007

ヤクルト

143

20

58

17

0.346

0.434

0.942

首位打者

梵英心

2006

広島

123

8

36

13

0.289

0.332

0.754

-

2007

広島

136

18

56

20

0.260

0.330

0.748

-

2008

広島

97

1

17

8

0.226

0.289

0.564

-

松本哲也

2009

巨人

129

0

15

16

0.293

0.338

0.665

3年目

2010

巨人

94

0

22

17

0.287

0.331

0.672

-

2011

巨人

20

0

0

0

0.053

0.053

0.106

-

長野久義

2010

巨人

128

19

52

12

0.288

0.330

0.821

-

2011

巨人

140

17

69

19

0.316

0.379

0.847

首位打者

2012

巨人

144

14

60

20

0.301

0.382

0.815

最多安打

高山俊

2016

阪神

134

8

65

5

0.275

0.316

0.707

-

2017

阪神

102

6

24

6

0.249

0.300

0.666

-

石毛宏典

1981

西武

121

21

55

25

0.311

0.380

0.911

-

1982

西武

124

15

54

22

0.259

0.337

0.738

-

1983

西武

128

16

64

29

0.303

0.393

0.896

-

大石大二郎

1982

近鉄

129

12

41

47

0.274

0.347

0.731

2年目

1983

近鉄

130

10

46

60

0.287

0.372

0.787

盗塁王

1984

近鉄

130

29

65

46

0.282

0.355

0.863

盗塁王

二村忠美

1983

日ハム

97

13

35

6

0.282

0.324

0.783

-

1984

日ハム

124

12

50

10

0.258

0.303

0.707

-

1985

日ハム

107

13

37

4

0.225

0.298

0.710

-

藤田浩雅

1984

阪急

98

22

69

3

0.287

0.343

0.900

2年目

1985

阪急

118

11

53

0

0.217

0.272

0.620

-

1986

阪急

126

18

53

0

0.253

0.293

0.718

-

熊野輝光

1985

阪急

118

14

60

13

0.295

0.369

0.848

-

1986

阪急

116

11

33

7

0.237

0.328

0.709

-

1987

阪急

111

11

40

10

0.291

0.380

0.821

-

清原和博

1986

西武

126

31

78

6

0.304

0.392

0.976

-

1987

西武

130

29

83

11

0.259

0.382

0.907

-

1988

西武

130

31

77

5

0.286

0.410

0.949

-

金子誠

1996

日ハム

117

4

33

15

0.261

0.307

0.644

3年目

1997

日ハム

134

12

53

13

0.277

0.338

0.728

-

1998

日ハム

127

4

26

11

0.263

0.336

0.668

-

小坂誠

1997

ロッテ

135

1

30

56

0.261

0.329

0.651

-

1998

ロッテ

124

3

33

43

0.233

0.299

0.617

盗塁王

1999

ロッテ

130

3

40

31

0.280

0.358

0.736

-

小関竜也

1998

西武

104

3

24

15

0.283

0.358

0.728

4年目

1999

西武

123

1

34

16

0.268

0.368

0.690

-

2000

西武

125

1

32

7

0.262

0.353

0.679

-



どこから2年目のジンクスとすればいいかの基準は難しいですが、打者は成績を落とす選手は多くても、全く駄目って選手は意外と少ないですね。

例えば、西武・石毛氏の場合、1年目の打率が0.311で2年目は0.259ですが、2年目のショートですから及第点かなと。そこから考えると、2年目にダメダメな成績は下記の選手でしょうか?

・荒井幸雄
・立浪和義
・笘篠賢治
・仁志敏久
・高山俊
・藤田浩雅
・熊野輝光

意外と少なくないですか?

また、2年目のジンクスで成績を大きく落としても、立浪氏、仁志氏のように名選手になった選手もいますので、高山選手には頑張ってほしいですね。

投手については、下記エントリーで書いています。
goronews.hatenablog.com

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