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主に野球(NPB)に関する事を、チームに関係なしにいろいろと書いていきます。

DeNA濱口の新人王獲得の目は十二分にある

セリーグの新人王候補ですが、中日ドラゴンズの京田 陽太選手にほぼ決まりと言われていますが、横浜DeNAベイスターズの濵口 遥大(はまぐち はるひろ)投手も、まだまだ可能性を残しています。

2000年以降のセリーグの投手で新人王を獲得した選手は下記の選手達となります。

年度 選 手 チーム ポジション 防御率 勝敗 投球回
2015 山崎 康晃 DeNA 投 手 防御率1.92 2勝4敗37S 56.1
2014 大瀬良大地 広 島 投 手 防御率4.05 10勝8敗 151
2013 小川 泰弘 ヤクルト 投 手 防御率2.93 16勝4敗 178
2012 野村 祐輔 広 島 投 手 防御率1.98 9勝11敗 172.2
2011 沢村 拓一 巨 人 投 手 防御率2.03 11勝11敗 200
2008 山口 鉄也 巨 人 投 手 防御率2.32 11勝2敗 73.2
2007 上園 啓史 阪 神 投 手 防御率2.42 8勝5敗 85.2
2004 川島 亮 ヤクルト 投 手 防御率3.17 10勝4敗 139.1
2003 木佐貫 洋 巨 人 投 手 防御率3.34 10勝7敗 175
2002 石川 雅規 ヤクルト 投 手 防御率3.33 12勝9敗 178.1

この中で、先発タイプで規定投球回数に達しないで新人王を獲得した選手は、2007年の上園 啓史投手と、2004年の川島 亮投手です。

2004年は、候補となる選手で野手がいませんでしたので、あまり参考になりませんので、2007年をみていきます。

2007年の投票結果は下記のとおりです。

選手名 球団 得票数
上園 啓史 阪神 104
金刃 憲人 巨人 57
渡辺 亮 阪神 3
青木 高広 広島 1
飯原 誉士 ヤクルト 1
(該当者なし) - 38

2007年は、当時阪神に所属していた上園投手が規定投球回以下で、しかも勝利数が2桁に達していないにも関わらず、受賞しました。
野手のライバルとしては、飯原選手が候補に上がっていますが、打率0.246ながら、規定打席に到達していますが、票は全くのびませんでした。
この基準で考えると、京田選手が0.250程度まで打率が落ちてくると、濵口投手にも目が出てきます。

ただし、飯原選手は、プロ入り2年目という事で、記者投票的には若干不利なところもありました。

濱口投手は、現在(8/15時点)で、83イニングを投げて7勝を上げています。ローテを守れば、残り6-7試合登板できます。

その為、シーズン終了後のイニング数を最大でみると、これから7試合登板して、1試合あたり7イニング投げれば132イニングとなりますので、規定投球回は達しませんがかなり見栄えのいいイニング数となります。

そして、そのうちで4勝できれば、11勝となりますので、結構なインパクトとなります。現在、2割7分台の打率の京田選手が、これ以上失速して、2割5分台位に落ちてくると、一気に濱口投手の成績が光って見えだしますので、かなり可能性が出てきます。

ただし、上記通りに進んでも、濱口投手に不利な点が2点あります。

1点目は、京田選手の中日ドラゴンズに対するインパクトです。京田選手が出てきて、間違いなく中日の空気がかわりましたので、そのインパクトは記者達に対して、かなり大きいです。

2点目は、パリーグが源田 壮亮(げんだ そうすけ)選手が有力な事です。新人王は記者投票となっていますので、両リーグでショート新人王って記事を用意している人達が沢山いるはずです。

その為、もしも上記通りに濱口投手がイニングを稼ぎ、勝利を稼いで、京田選手が数字を落としても、まだまだ京田選手が有利と思われるため、濱口投手があと5勝して、京田選手が2割5分以下に数字を落とすと、やっと濱口投手がリードって感じですかね?

個人的には、京田選手が長嶋茂雄氏の新人153安打の記録を抜いて、文句なく新人王を獲得する事を願っています。

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