陽岱鋼の成績と巨人のセンターの成績を比較
2016年の巨人のスタメンでセンターを守った上位3選手の成績と、陽岱鋼(よう だいかん)の成績を比較して、どの程度、巨人の戦力がアップするかを見てみたいと思います。
センター スタメン上位3人
名 前 |
先 発 出 場 数 |
途 中 出 場 数 |
---|---|---|
橋本 到 | 55 | 11 |
立岡 宗一郎 | 45 | 3 |
重信 慎之介 | 16 | 0 |
センター スタメン上位3人の打撃成績
名 前 |
打 率 |
打 席 |
打 数 |
安 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
併 殺 打 |
出 塁 率 |
OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
橋本 到 | 0.233 | 259 | 219 | 51 | 2 | 20 | 7 | 4 | 0.297 | 0.635 |
重信 慎之介 | 0.190 | 87 | 79 | 15 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0.256 | 0.534 |
立岡 宗一郎 | 0.229 | 209 | 188 | 43 | 2 | 9 | 9 | 1 | 0.286 | 0.589 |
合計 | 0.224 | 555 | 486 | 109 | 4 | 31 | 21 | 5 | 0.286 | 0.601 |
*全て、センターで守ったと仮定して計算しています。
陽 岱鋼の打撃成績
名 前 |
打 率 |
打 席 |
打 数 |
安 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
併 殺 打 |
出 塁 率 |
OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
陽 岱鋼 | 0.293 | 555 | 495 | 145 | 14 | 61 | 5 | 10 | 0.359 | 0.790 |
偶然なんですが、上位3人の合計打席数と、陽岱鋼の打席数が同じなんで、比較し易いです。
まず打率ですが、陽岱鋼が今年巨人でセンターを守っていたら、打率が7分アップします。これだけで他球団からしたら脅威です。
OPSが0.601から0.790にアップしています。セイバーメトリクスの産みの親のビル・ジェームズのランク付けからすると、Fランク(悪い)からCランク(良い)の3段階アップです。
ホームランは、4本から14本アップです。しかも、ホーム球場が、札幌ドームから東京ドームに変更となりますので、大幅に増える可能性があります。
ちなみに、2016年のホームランパークファクターを東京ドームと、札幌ドームを比べると、東京ドームのほうが1.43倍ホームランが出やすいです。
打点は倍増ですが、打順のファクターが大きいので、あまり比較しても意味がないんで飛ばします。
悪くなる数字としては、盗塁数と併殺打です。
陽岱鋼の盗塁数は、今年は怪我の影響もあり、5個に終わりましたが、巨人のセンター陣は21個となっていますので、ここは大きくダウンします。ただし、怪我が癒えれば2013年の盗塁王(47個) ですからね...
併殺打が増えるのは、巨人の3選手は左打者ですが、陽岱鋼は右打者の為、これはしょうがないですね。
言うまでもありませんが、巨人としてはピンズドな補強で、他のセリーグ球団としては、脅威としかいいようがないですね。
最後に、チーム打率がどの程度上がるかを見てみたいと思います。
名 前 |
打 率 |
打 数 |
安 打 |
---|---|---|---|
寺内崇幸 | 0.129 | 31 | 4 |
藤村大介 | 0.000 | 4 | 0 |
脇谷亮太 | 0.157 | 108 | 17 |
ギャレット | 0.258 | 422 | 109 |
坂本勇人 | 0.344 | 488 | 168 |
長野久義 | 0.283 | 576 | 163 |
片岡治大 | 0.222 | 81 | 18 |
亀井善行 | 0.252 | 226 | 57 |
阿部慎之助 | 0.310 | 335 | 104 |
クルーズ | 0.252 | 298 | 75 |
鈴木尚広 | 0.300 | 10 | 3 |
小林誠司 | 0.204 | 398 | 81 |
相川亮二 | 0.244 | 41 | 10 |
村田修一 | 0.302 | 529 | 160 |
實松一成 | 0.250 | 28 | 7 |
松本哲也 | 0.174 | 69 | 12 |
中井大介 | 0.196 | 51 | 10 |
岡本和真 | 0.100 | 10 | 1 |
アンダーソン | 0.250 | 12 | 3 |
大田泰示 | 0.202 | 114 | 23 |
堂上剛裕 | 0.167 | 48 | 8 |
山本泰寛 | 0.256 | 78 | 20 |
辻東倫 | 0.176 | 34 | 6 |
北篤 | 0.200 | 5 | 1 |
吉川大幾 | 0.176 | 51 | 9 |
ガルシア | 0.000 | 7 | 0 |
大竹寛 | 0.042 | 24 | 1 |
菅野智之 | 0.222 | 54 | 12 |
マシソン | 0.000 | 2 | 0 |
桜井俊貴 | 0.000 | 1 | 0 |
内海哲也 | 0.036 | 28 | 1 |
宮國椋丞 | 0.000 | 1 | 0 |
田原誠次 | 0.000 | 1 | 0 |
マイコラス | 0.063 | 32 | 2 |
今村信貴 | 0.091 | 22 | 2 |
ポレダ | 0.000 | 9 | 0 |
高木勇人 | 0.034 | 29 | 1 |
小山雄輝 | 0.500 | 2 | 1 |
江柄子裕樹 | 0.000 | 3 | 0 |
田口麗斗 | 0.104 | 48 | 5 |
平良拳太郎 | 0.000 | 1 | 0 |
陽岱鋼 | 0.293 | 495 | 145 |
合計 | 0.258 | 4806 | 1239 |
ちなみに、2016年のセリーグのチーム打率は下記となっています。
2016年チーム打率
チ ー ム | 打 率 |
---|---|
広島カープ | 0.272 |
ヤクルト スワローズ |
0.256 |
読売 ジャイアンツ |
0.251 |
横浜DeNA ベイスターズ |
0.249 |
中日 ドラゴンズ |
0.245 |
阪神 タイガース |
0.245 |
巨人の2016年のチーム打率は、0.251でしたが、0.258と7厘上がります。
この結果、チーム打率がヤクルトを上回り、チーム打率の順位が3位から2位へとアップします。
これだけ打撃成績が上がって、山口 俊一と、森福 允彦の2投手をFAで獲得ですからね。普通に考えたら今年より悪くなるはずはないんですが、果たしてどうなるんでしょうか?
計算が間違ってたら、ごめんなさい。