糸井選手、陽 岱鋼選手FA権行使。糸井選手→タイガース、陽 岱鋼選手→オリックス?
糸井 嘉男選手と、陽 岱鋼選手がFA権を行使する事が正式に決まりました。
これまでの報道や、二人のコメントを聞いていると、二人とも移籍する可能性がかなり高いようですね。
糸井選手のここまで噂だと、巨人は撤退で、阪神が名乗りを上げていると言われています。
陽 岱鋼選手は、巨人、ソフトバンク、オリックス、楽天といったところが噂に上がっています。
糸井選手が阪神若しくは、他チームへ移籍となった場合、オリックスはなりふり構わずに陽 岱鋼選手を取りに行くと思いますので、糸井選手と陽 岱鋼選手の打撃成績を比べてみました。
糸井 嘉男
年度 | 年令 | 試合 | ホーム ラン |
打点 | 盗塁 | 盗塁 成功率 |
打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 26 | 7 | 0 | 0 | 1 | 100.0% | 0.091 | 0.182 |
2008 | 27 | 63 | 5 | 21 | 13 | 81.3% | 0.239 | 0.689 |
2009 | 28 | 131 | 15 | 58 | 24 | 80.0% | 0.306 | 0.901 |
2010 | 29 | 138 | 15 | 64 | 26 | 76.5% | 0.309 | 0.889 |
2011 | 30 | 137 | 11 | 54 | 31 | 83.8% | 0.319 | 0.859 |
2012 | 31 | 134 | 9 | 48 | 22 | 71.0% | 0.304 | 0.813 |
2013 | 32 | 141 | 17 | 61 | 33 | 78.6% | 0.300 | 0.852 |
2014 | 33 | 140 | 19 | 81 | 31 | 77.5% | 0.331 | 0.948 |
2015 | 34 | 132 | 17 | 68 | 11 | 73.3% | 0.262 | 0.779 |
2016 | 35 | 143 | 17 | 70 | 53 | 75.7% | 0.306 | 0.849 |
計 | - | 1166 | 125 | 525 | 245 | 77.5% | 0.301 | 0.852 |
陽 岱鋼(ようだいかん)
年度 | 年令 | 試合 | ホーム ラン |
打点 | 盗塁 | 盗塁 成功率 |
打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 20 | 55 | 0 | 10 | 3 | 60.0% | 0.239 | 0.608 |
2008 | 21 | 44 | 2 | 4 | 1 | 100.0% | 0.144 | 0.409 |
2009 | 22 | 15 | 0 | 0 | 0 | - | 0.182 | 0.432 |
2010 | 23 | 109 | 2 | 31 | 8 | 88.9% | 0.245 | 0.628 |
2011 | 24 | 141 | 6 | 36 | 19 | 90.5% | 0.274 | 0.673 |
2012 | 25 | 144 | 7 | 55 | 17 | 73.9% | 0.287 | 0.735 |
2013 | 26 | 144 | 18 | 67 | 47 | 82.5% | 0.282 | 0.797 |
2014 | 27 | 125 | 25 | 85 | 20 | 76.9% | 0.293 | 0.862 |
2015 | 28 | 86 | 7 | 36 | 14 | 87.5% | 0.259 | 0.664 |
2016 | 29 | 130 | 14 | 61 | 5 | 45.5% | 0.293 | 0.790 |
計 | - | 993 | 81 | 385 | 134 | 79.3% | 0.273 | 0.723 |
現時点では、糸井選手の圧勝ですね。OPSが今までのトータルで0.852 と素晴らしいです。2014年にいたっては、OPSが9割を超えています。素晴らしいです。
その為、オリックス目線で見た場合には、打撃成績に関しては、糸井選手から陽 岱鋼選手に変わった場合はマイナス要素となります。
ただ、糸井選手は盗塁王を取ったわりには、盗塁成功率が低いのは気になります。陽 岱鋼選手は、今年に限っては怪我の影響もあり、盗塁数が少なく、成功率も低いんですが、その他の年は、非常に高い成功率を誇っています。
守備に関しては、現在は、糸井選手よりも、陽 岱鋼選手のほうが、上だと感じますので、その点は、オリックスに取ってプラスですね。
結局、オリックスにとって、糸井選手から陽 岱鋼選手にかわる事によって、プラスかマイナスかですが、来年といった事であれば、マイナスの可能性が高いです。ただし、3年くらいのスパンでみれば、プラスである可能性が高いです。
それは、なんといっても年齢です。陽 岱鋼選手のほうが6歳若いのはオリックスにとって大きいですね。まだまだ伸びる可能性が高いです。
年俸も糸井選手よりだいぶ安くなります。推定年俸で、2016年の年俸は、糸井選手が2億8,000万円で、陽 岱鋼選手が1億6,000万円となっていますので、やはりトータルでみれば、オリックスにとって玉突きでのFAが成功すれば、それほど悪い話にはならなそうです。
話しはかわりますが、ヤクルトは、中日・平田 良介選手のFA宣言がなくなった為、今年のFA戦線から離脱するといった報道がありました。確かに平田選手(7000万円)の年俸に比べて、二人の年俸は高いですが、陽 岱鋼選手の年俸くらいは、バレンティン選手の年俸(3億6000万円)が浮いた分で余裕だと思うんですけどね。
そもそも、ヤクルトは、外野の補強よりも投手補強に必要性を感じますので、DeNA・山口 俊投手(8000万円)のFAに手を上げないのは意味がわからないですね。平田選手の年俸と山口選手の年俸はそれ程かわらないはずなんですが。