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「神の足」巨人 鈴木尚広選手が引退を発表

足のスペシャリスト鈴木尚広選手が引退を発表

通算で228盗塁の代走のスペシャリスト、読売ジャイアンツの鈴木尚広選手が引退を発表しました。13日に会見が開かれる予定。

本当に稀な選手でした。最後のプレーがCSファーストステージの横浜DeNAベイスターズ戦での、牽制死となってしまいましたが、その牽制死がトップニュースとなる位、素晴らしい選手でした。

引退年となった、今年2016年も44試合に出場していますが、先発出場は無しで、ほとんどが代走からの出場でした。代走からの出場のため、高い確率で走ってくると警戒されながらも、成功率100%の10盗塁を決めています。ちなみに、昨年は、成功率90%超えで10盗塁を決めています。

何より凄いのは、代走で出てきた時のホームに帰ってくる確率が凄かった為、代走で出てきた時の球場の雰囲気、盛り上がりが物凄いものがありました。代打の切り札が出てきた時に、同様の雰囲気になる事がありますが、代走では鈴木選手だけでした。

盗塁技術だけではなく、走塁技術も非常に高いものがありました。現役でこれほど高い走塁技術を持っている選手は、あえて上げれば、中日ドラゴンズの荒木選手くらいでしょうか?

そんな鈴木選手ですが、今季の確か終盤の中日戦で、セカンドランナーだった際に、打球判断を誤り(確かセンター前に抜けそうなあたりだったと思います)、セカンドで刺されるといった事がありました。

判断が難しい打球で、他の選手であれば、ただ単に打球判断を誤ったとしかいえないんですが、鈴木選手の場合、ありえないミスで、衰えを感じさせるものでした。その位、凄い、稀有な選手だったって事ですね。

96年ドラフト4位で入団してから、なかなか目が出なかった
鈴木選手を代走のスペシャリストとして使ったのが、前巨人監督の原辰徳氏ですが、原辰徳氏の一番のヒット作じゃないんでしょうか?

そういえば、鈴木選手は、足だけでオールスターに出るという偉業も達成してましたね。是非、指導者になっていい選手を育てていって欲しいです。

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